2024年7月19日夜、京都府京丹後市の民宿で、室内焼肉をしていた男女12人が体調不良を訴え、一酸化炭素中毒の疑いで救急搬送されました。 幸い全員に命の別状はありませんでしたが、この事故は、夏場の室内焼肉における換気の重要性を改めて認識させてくれます。
熱中症対策で窓閉めエアコン?換気無視の室内焼肉が招いた悲劇
今回の事故は、換気の不十分さが原因と考えられます。民宿では、室温を下げるためエアコンをつけて窓を閉め切っていたとのことです。しかし、室内で炭火を使う場合は、換気扇を回したり窓を開けたりして、常に新鮮な空気を入れ替える必要があります。エアコンの風は換気とはならないので、注意が必要です。
一酸化炭素中毒とは?
一酸化炭素は、無味無臭で目に見えないガスです。不完全燃焼によって発生し、空気中の酸素と結合してヘモグロビンと結びつきやすくなります。ヘモグロビンは本来、酸素を体中に運ぶ役割をしていますが、一酸化炭素と結びついてしまうと、酸素を運ぶ能力が低下し、頭痛、めまい、吐き気、意識障害などの症状を引き起こします。重症化すると、死に至ることもあります。
室内焼肉で一酸化炭素中毒を防ぐための対策
- 換気扇を回す
- 窓を開ける
- 換気孔の数を増やす
- 一酸化炭素チェッカーを設置する
- 換気扇の定期的な清掃
- 換気孔の定期的な清掃
まとめ
夏場の室内焼肉は、暑さ対策として窓を閉め切ってエアコンを使用しがちですが、換気には十分注意する必要があります。一酸化炭素中毒は、無味無臭で気づきにくいので、頭痛や目眩などの症状が出たら、すぐに換気をして外気を取り込む必要があります。炭火を使う際は、換気だけでなく、一酸化炭素チェッカーなどを活用して安全性を確保することが重要です。
この事故を教訓に、安全な室内焼肉を楽しみましょう!
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